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春の空代表 安樂哲氏インタビュー
~50代で月間売上400万円を達成する秘訣~
美容業界で30年以上のキャリアを誇り、現在はマンツーマンサロンとして3年目を迎える「春の空」代表、安樂哲氏。50代を迎えてもなお、月間売上400万円を達成し続ける彼が、美容へのこだわりや時間管理術、新店舗への移転計画を含む新たな挑戦について語ります。
美容師として心掛けていることは何ですか?
「私が心掛けているのは、お客様一人ひとりのライフスタイルに寄り添ったスタイル提案です。美容室で仕上げたスタイルがどんなに素敵でも、日常生活で再現できなければ意味がありません。ですので、朝の忙しい時間でも時短で簡単にスタイリングできるヘアスタイルを提案しています。
また、特にカットでは、1か月後の髪の伸び方や扱いやすさを想像しながら施術を行っています。これにより、他のサロンよりも長持ちするスタイルを目指しています。そのためには、最初のカウンセリングや何気ない会話を通じて、お客様の要望やライフスタイルを深く理解することがとても重要です。」
マンツーマンサロンに移行したきっかけは?
「長年アシスタントをしてくれたスタッフが新たな道を進むために退社したことがきっかけです。その決断を応援すると同時に、私自身も新たな挑戦をしたいと思い、マンツーマンサロンへ移行しました。
この形態にしてから3年目を迎えますが、移行後はお客様一人ひとりにじっくり向き合えるようになり、技術やサービスの質が向上しました。また、リピート率やお客様の満足度がさらに高まり、信頼関係が深まったと実感しています。」
月間売上400万円を達成する秘訣は何ですか?
「400万円を売り上げるには、時間単価を意識することが大切です。私の場合、1時間あたり12,000円を目標としています。限られた時間の中で効率的に施術を行うことで、この目標を達成しています。
さらに、店販売上も売上の重要な要素です。400万円のうち約80万円は店販売上が占めています。お客様の髪質や悩みに合った商品を提案し、自宅でのケア方法を丁寧にお伝えすることで、日常生活での満足度を高めると同時に売上全体を底上げしました。」
効率的な時間管理や時短仕事術について教えてください。
「予約の段階で施術内容と所要時間を正確に把握し、無駄のないスケジュールを意識しています。また、カラーの放置時間に別のお客様のカットを行うなど、施術スケジュールを最適化しています。
さらに、マンツーマンサロンであることで、施術から接客、アフターケアまで全てを自分でコントロールできるため、スムーズな対応が可能です。このような時間管理の徹底が、1時間あたりの単価を意識した仕事術につながっています。」
これからの目標や展望について教えてください。
「今年、サロンの建て替えに伴い移転が決定しました。これをきっかけに、新たな挑戦をしたいと考えています。新店舗では、『健康』をテーマにしたトータルサロンを目指します。ヘアケアだけでなく、小顔矯正や育毛、肌ケアなど、美と健康を融合させたサービスを提供する予定です。
また、新しいスタッフの雇用も視野に入れています。一緒に成長し、未来の『春の空』を支えてくれる仲間と共に、お客様の美と健康をトータルでサポートできるサロンを作り上げたいです。」
若い美容師やこれから独立を目指す方へのアドバイスをお願いします。
今までは
「アシスタント時代は毎日2時間以上カット練習を欠かさず行っていました。当時は技術が未熟で失敗も多かったですが、その積み重ねが今の技術の基盤になっています。どんなに忙しくても基礎をおろそかにせず、日々の努力を続けることが重要です。」
今でも
「現在でも気になる技術セミナーがあれば積極的に通い、新しい技術や考え方を吸収しています。例えば、最新のカット技術やヘアケアの知識を学ぶことで、お客様により良いサービスを提供するよう心掛けています。
さらに、自身でも『セニングカットセミナー』を定期的に開催しています。これまで培った技術や経験を次世代の美容師たちに伝えることは、私自身の学びにもなりますし、美容業界全体をより良くするための一助になると考えています。」
最後に、読者へのメッセージをお願いします。
「美容師という仕事は、お客様を笑顔にできる素晴らしい職業です。これからも新たな挑戦を続けながら、私自身が成長し続ける姿をお客様にもお届けしたいと思っています。新しい『春の空』で皆さまにお会いできる日を楽しみにしています。」